KT-150pp全段差動メインアンプモノラル仕様2台を製作し2月に納品しました。

KT-150pp全段差動真空管メインアンプモノラル仕様の超弩級アンプです。

トランスとシャーシ、電源SW及びカップリングコンデンサ—はお客様にご支給していただき製作しました。

トランスはKT-150ppにマッチしたトランスを探しISOを選択してご用意いただきました。

音質は今まで製作した差動メインアンプのなかで最高レベルで、外観もご至急頂いたタカチのシャーシとマッチして良い仕上がりになったと思います。




このアンプはIpを切り替えSWで選択する事により出力管をKT-150ppの他にKT-90、KT-88、EL-34が差し替えて使えるようにしました。

またNFBを-3db、-4.5db、-6dbと三段階切替が可能なSWを設けそれぞれソースにあったの音色を楽しめるように工夫しました。

外観的にはサブシャーシを設けて、シャーシ上面にはネジ穴が見えないフラット化を心掛けしました。

重厚なアンプデザインにスッキリ感が生まれたと思います。




お客様より下記のご感想をいただきました。

昨日アンプのセッティンを終え、昨日はKT-150、今日はKT-88(Gold Lion)でJAZZ、Rock、ボーカルのアナログを試聴しました。

【全般】

・総合的な出来:音は勿論、ハード面もが素晴らしく、今までに私が手にしたアンプで最高です。

トランスやシャーシ、カップリングコンデンサ—選びまでご相談に乗っていただき感謝です。

・出力段のKT系、ドライブ段の真空管の差し替えやNFB変更による音色変化が楽しめ、入力系はXLRも備え。発展性があってうれしいです。

今回の試聴でもKT-150、KT-88それそれ良さがあり、もう1セット用意して切り替えて聴きたいと感じました。

・無信号時はハム音・ノイズなく、とにかく静粛なのでS/N感が良く、微音まで鮮明に聴こえ、回路設計が素晴らしいのだろうと感じました。

【KT-150】

・スケール感があり、音場の広さ、ゆとりを感じるパワフルさと繊細さを兼ね備えている。

・音全般に艶と潤いがあり、特に弦の弾ける感じ、ピアノの響きが美しい。また、音の分離・粒立ちが良く情報量が多いが、嫌味にならず自然に紡ぎ出す感じ。

・ボーカルは声が自然で、人間らしく歌い、前に出てくる感じ。

・今までに聴いた事のない音も聴こえ、愛聴盤の聴きなおしが楽しみです。

【KT-88 Gold Lion】

・KT-150が音場的なら、KT-88は音像的な感じ。スケール感は少し小さくなるが、楽器、ボーカルの音像がよりタイトになる。

・音の張り、切れがあり、解像度が高く、金管楽器の音は飛んでくる感じ。

・中低域の粘り・弾むような感じ、躍動感がある。

・ボーカルはKT-150に比べると若干無機質な感じがあるが、JAZZや音数が少なめのRockではKT-88の良さが出る。

ちょっと今までのアンプにはもう戻れない感じです。

これからKT-90やEL-34、ドライブ段の6SN7などのトライやトーンアーム〜パワーアンプまでバランス接続のトライなど、楽しみが増えました。

今回製作をお願して良かったです。今後ともよろしくお願いたします。

全段差動アンプの製作や既存アンプの差動アンプ改造については下記のメールアドレスにお問い合わせください。

     
kt_88ppamp@yahoo.co.jp

  どうぞよろしくお願い申しあげます。

  JAZZ AUDIO LAB RE

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