全段差動真空管PPアンプ製作の工程を紹介します。
1.シャーシレイアウトの検討
電源トランス、出力トランス、チョークコイル、電解ブロックコンデンサー、出力管、ドライブ段真空管、入力端子、出力端子、等主要部品の配置を、アンプのデザインを考慮しながら、ノイズの影響が少ない最適なレイアウトを考える。
2.CR類やFET、トランジスタをユニバーサル基板やラグ端子に取り付ける。
アンプ全体の配線をイメージして各部品の配置を決めます。
1)写真1は初段FETによる差動アンプ回路と、定電流回路、ドライブ段の回路及び定電流回路を搭載しています。

2)ドライブ段と出力段間のカップリングコンデンサ、出力段カソード電位、出力段定電流回路の1部を搭載しています。
このラグ端子はLR用に2個作ります。

3)電源の平滑回路と、定電流回路に繋ぐ-電圧回路を1つのラグ端子に取り付けました。
本機は電源トランスがLR別々2個取り付けていますので、このラグ端子も2つ作ります。


3.シャーシに主要部品を取り付けます。
シャーシはAlチャンネルから手作りで作成し、加工と塗装をしたものです。
そこに電源トランス、出力トランス、電解ブロックコンデンサ、平滑回路、他入出力端子を取り付けました。

4.チョークコイルの取り付けと配線を開始です。
増幅回路部は別のAl板に真空管ソケットとユニバーサル基板及びラグ端子を取り付け、配線を完了させておきます。
このAl板には中継端子を設け電源部と接続するようにしました。

5.配線完了です。
以上の手順通りに配線することで最適なワイヤリングを心がけしました。
また、保守しやすいことも考慮しています。

6・完成写真です。
後は各部の電圧確認と、ファンクションジェネレータ+オシロスコープで増幅波形の確認、周波数特性他各特性の測定です。
差動アンプのバランス調整を少ししたのみで、ほとんど無調整で全段差動真空管PPアンプらしい高分解能でダイナミックな音質を得ています。

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