6AQ5pp全段差動メインアンプを製作し12月に納品しました。


このアンプは出来るだけコンパクトにそして出来るだけコストを抑えて製作しました。
最大出力は約3Wですが、一般家庭では十分な音量が得られ真空管差動アンプらしい立体音像と粒立ちのよい音が得られました。
初段はFET 2SK-030A差動、ドライブ段は12AU7差動、出力段は6AQ5差動ppの3段構成としました。
6AQ5は3極管接続の差動ppです。
シャーシはトランスの色に合わせ黒色に塗装しました。

かなりの実装密度になりました。20P平ラグを2段に重ね実装配線しました。
お客様より下記のご感想をいただきました。
差動アンプ、いいですね。
知人につくっていただいたA3600に音が似ていますがちょっと違いますね。
手持ちの71A、311A、300B、VT62のどれとも違った出音で、喜んでいます。
低音が特徴的というか、6AQ5って結局は6V6のMT版でしたっけ?そのシングルより豊かな低音で、昔聴いたそのppとも違う印象です。
シングルのSRPPばかり聞いていたので新鮮なイメージです。
仕上がりも綺麗でコンパクト、気に入ったので6005を買いあさって楽しんでいます。
正直、変わった回路と言うことで超三結の6V6を買ったのですが、解像度は良いのですがどーにも好みの音ではなかったです。あれはトランジスタに近い音ですね。
同じシステムにこの差動アンプを入れたのですが、音のクラスがまるで違いました。
大変に気に入っております、ありがとうございました。
大事に使おうと思っています。
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